マニュアルの形態 どんなメディアを選択するか

マニュアルと言えば通常は、紙媒体の本形式を想像するでしょうが、製品の特性、更新頻度、予算などによっては、必ずしも「本」がベストとは考えられません。さまざまな媒体を検討すべきです。

製本マニュアル

製本マニュアルのイメージ 通常のマニュアルは、紙媒体に印刷した本の形式をとります。作成するにあたっては、DTPソフトウェアを利用することが前提となっていますが、印刷業界ではDTPといえば「Macintosh」というのが常識です。これは、出力機がMacintoshにしか対応していなかった時代の名残と言えます。グラフィックデザインとして見た場合、確かにフォントの種類や表現力においてMacintoshの方が数段きれいな仕上がりが得られます。しかし、カタログや雑誌はさておき、マニュアルでは、あとあとの頻繁な機能追加や仕様の変更などに対応するためにも、「メンテナンス性」のよい作り方をしなければなりません。そこで、お勧めなのがWordによるマニュアル制作です。

もちろん、パラドクスでは「Macintosh」での制作も実績を積んでいます。

PDFマニュアル

PDFマニュアルのイメージ 制作工程は本の形式をとるマニュアルとまったく同じで、Wordを含むDTPソフトウェアで作成します。もともと、Adobe社では、印刷業界の標準フォーマットとしてPDFというフォーマットを考えたわけで、PDFファイルによる印刷入稿(PDFから印刷する)を前提としています。そのため、PDFへの書き出す際の設定は複雑で、解像度の設定次第で完成したPDFファイルの容量は数倍~十数倍違ってきます。パラドクスでは、PDFを利用するユーザの目的に応じて、最適なPDFを作成しています。 PDFの良いところは、印刷に関る費用と時間が節約でき、CD-ROMに焼き込んで製品に添付したり、Webから直接閲覧したり、ダウンロードしたりできることです。しかし、読みやすさという点では、本形式のマニュアルにとうてい及ばず、製本マニュアルとの併用などを考慮する必要があります。

Helpマニュアル

Helpマニュアルのイメージ 理想的なマニュアルは、ソフトウェアを操作している最中に、すぐに該当ページが表示されるHelp形式のマニュアルです。現在操作している画面で、ユーザが疑問に思っていることを、直ちに表示してくれるHelpがあれば、これに勝るマニュアルはありません。このためには、ソフトウェアの制作と同時にHelpの制作も行わなければならないため、開発エンジニアの負担が増大します。
そこで、パラドクスでは独自のVisualマニュアル作成支援を開発し、エンジニアに負担をかけずにテクニカルライターが作成できるように工夫しています。また、Windowsに付属のHelpのようにテキストベースのものではなく、Flashを利用したビジュアルなHelpを提供します。